Mikage Shinai Christ Church

12月のメッセージ

 

感謝して生きる  御影神愛キリスト教会 牧師 瀬古慎二

 

最近こんな記事を読みました。

「パナソニックの創業者、松下幸之助さんは、現役時代、新入社員の面接に立ち会ったそうです。そして最後に必ずした質問があったそうです。それは『あなたは自分には運があると思いますか。運がないと思いますか。』つまり、自分はついている人間だと思っているか、ついていないやつだと思っているか、と聞いているのです。そして、運があると答えた人を採用したそうです。なぜ、そんなことをされたのでしょうか。それは、運がある、と言える人は自分以外の誰かのおかげで今があると言える人だからです。松下さんは、別に運勢や占いを信じていたのではありません。ただ自分は自分の努力や才能だけで生きてきたと自負する人を好まなかったようです。誰からの助けも支えももらわずに生きている人間など一人もいないのです。誰かに応援してもらって今生かされているのが人間だと気づかない人は、しばしば鼻持ちならない人になる、ということをよく御存じだったのです。」

皆さんは、この記事を読んでどう思われるでしょうか。聖書に

 

「いったい、あなたを偉くしているのは、だれなのか。あなたの持っているもので、もらっていないものがあるか。もしもらっているなら、なぜもらっていないもののように誇るのか。」(Ⅰコリント4:7)

 

という言葉があります。この言葉の意味をひとことで言うとすれば「私たちの持っているすべてのものは、神様からの贈り物なのですよ。私たちの才能や能力も、神様から与えられたものなのですよ。そして何よりも私たちの命は神様から与えられたものですよ。」ということを言っているのです。考えてみると、誰も自分で生まれて来ようとして生まれて来た人はいません。また、親が、“私”という人間を「顔はこんな感じで、性格はこうで…」と計画して生まれさせることもできません。そこには神様の計画があって、今のこの時代にこの国で生まれるように命を与えて下さったのです。ですから、私たちは自分に命を与えてくれた神様を知り、感謝して生きる時、本当の自分の人生の目的を知り、本来の自分らしい人生を生きることが出来るようになるのです。あなたに命を与えられた神様をぜひ知っていただきたいと願いつつ、

祝福をお祈りします。