2021年7月「シニア3人仲良く暮らしています」
私は孫ふたりのおばあちゃんです。お証しさせていただくのは2回目です。機会を与えていただきありがとうございます。25年前に初めて教会に行き、礼拝のお話を聞いて、その日にイエス様を信じ、今日まで教会のみなさんとご一緒に信仰の歩みをさせていただく中で、たくさんの感謝な出来事がありましたが、今日は私にとって生涯忘れられない体験をお話させていただきます。
その前に、まず家族のことから。9年前に夫の父が亡くなり、不安を感じた義母が私たちの家に来て同居の生活が始まりました。夫婦でテーラーを営んでいた両親、仕事上でもパートナーであった夫を半年の闘病の末、天に送り、仕事も辞め、住み慣れた土地を離れて、当時75歳の新生活は不安だらけのスタートだったと思います。
でも、義母はこちらに来る前に、みなさんの祈りによって、教会に導かれクリスチャンになり、神戸に来てからは礼拝にも一緒に集うようになりました。それからは、孫たちの結婚、ひ孫の誕生と、家族が増え、感謝な時を過ごしています。義母は、「19歳で結婚してからいっぱい苦労もしたけど、神様に出会えて今が一番幸せ」だそうです。
ですが、振り返ってみると、高齢の親と途中から同居を始めることは、お互いが馴染むまでにかなりの年月と試行錯誤が必要でした。義母は優しい人ですが、不慣れな土地での生活で精神的にも不安定な時期もあり、そのために共に暮らす私も疲れていました。心の中は不平不満、醜い感情だらけ、しかもそれが認められない。
苦しさが限界になってやっと、その悩みを瀬古慎二先生と博子先生に打ち明けることができました。話しながら大泣きする私を優しく抱きしめて、博子先生は「今までよく頑張ってきましたね。でももう、ひとりで頑張らないで。神様に甘えたらいいの。」と。その時私は「甘えるってどうやって?」と返しました。「なんでもありのまま神様に話すんですよ。」と。
何もかもご存知の神様が、自分の醜さも認められず、目の前の状況を感謝することもできない私を、責めるどころか、非を認める素直さをくださり、そのままで許し、博子先生の腕で抱きしめて下さいました。それまでの私は、神様の愛の深さ、大きさを本当には分かっていなかったのです。この時おふたりは私のために祈ってくださいました。
この体験がなかったら、私の信仰はズレたままだったでしょう。神様がくださった訓練とも言える日々を感謝できるように、心を変えてくださいました。たとえ困難な状況であっても、視点を変えて感謝する意志と対処する知恵を与えて助けて下さいます。
15年間単身赴任だった夫も帰り、シニア3人仲良く暮らしています。今春3人で御影神愛キリスト教会に転会する恵みにも与りました。皆様、これからもどうぞよろしくお願い致します。
最後に兄弟たちよ。いつも喜びなさい。全き者となりなさい。互いに励まし合いなさい。平和に過ごしなさい。そうすれば、愛と平和の神があなた方と共にいて下さるであろう。
(Ⅱコリント13:11)