Mikage Shinai Christ Church

2017年11月 ”クリスチャンは禁酒・禁煙?”

御影神愛キリスト教会 名誉牧師 杉本 俊輔

 初めて教会に来られる方によく尋ねられることがあります。クリスチャンになったら禁酒・禁煙をしないとダメですか? 確かに、飲酒・喫煙の習慣のある人には心配でしょうね。しかし、本質的にクリスチャンは自由人ですから心配する必要はありません。

 クリスチャンは、神様の御言葉(聖書)に聞きながら生活するのが基本ですから、あなたも聖書を読んで、毎日楽しく豊かに充実した生活の指針を得る事が大切ですね。

 参考までに飲酒についての聖書の言葉を読みましょう。エペソ5:18「酒によってはいけない。それは乱交の元である。」箴言20:1「酒は人をあざける者とし、濃い酒は人をあばれ者とする。これに迷わされる者は無知(ばか)である。」とあります。飲酒は、しばしば私達の知性や理性を失わせます。また、人に迷惑を掛けたり、色々な罪や失敗を生むことがあります。だから飲酒は、要注意ですね。

 喫煙も有害無益ですよね。自他に対して害を与えることは科学的に証明されているようです。聞くところによればタバコには、200種類以上の有害物質が含まれているそうです。そして、癌や脳卒中、心筋梗塞、呼吸器疾患などの危険にさらされるそうです。聖書は自分の身体を大切にしなさいと教えています。コリント第一3:16〜17「あなたがたは神の宮であって、神の御霊が自分のうちに宿っていることを知らないのか。もし人が、神の宮を破壊するなら、神はその人を滅ぼすであろう。なぜなら、神の宮は聖なるものであり、そして、あなたがたはその宮なのだからである。」折角神様が与えて下さった身体を粗末にしては申し訳がありません。

 さて、飲酒で失敗した男の話をしましょう。旧約聖書創世記9:20〜24に登場するノア」です。大洪水から助けられたノアは、葡萄を造る農家になりました。彼は葡萄酒を造り、それを飲んで酔っ払ってしまいました。その後、理性もどこかに飛んで行ってしまい前後不覚になり、自制心を失い、羞恥心も失って素っ裸になり恥をさらしてしまったのです。

 実は、このノアの失敗の記録についての解説が、タルムードの中に忠告的に記録されています。ある日ノアが葡萄畑で働いていると、悪魔が来て「ノアよ、何を作っているのか」と尋ねました。ノアが「葡萄を植えているよ」と答えると、悪魔は、「私も仲間に入れてくれ」と言い、仲間になった悪魔は、表面上忠実な僕のような顔をして働きます。しかし、狡猾な悪魔は、やがて羊とライオンと豚と猿の血を混ぜた肥料を持って来て、葡萄の木の根元に注いでしまいます。ノアは、収穫した葡萄で葡萄酒を造りますが、この葡萄酒を飲んだ者は、はじめは羊のように柔和であっても、やがてライオンのように狂い、豚のように汚いことをし、猿のように悪戯をする者となった、と言っているのです

 最後に、イスラエルの第三代目の王でなったソロモンの飲酒者に対する警告を聞きましょう。箴言23:29〜30「災いある者はだれか。憂いある者はだれか。争いをする者はだれか。煩いある者はだれか。ゆえなく傷を受ける者はだれか。赤い目をしている者はだれか。酒に夜をふかす者、行って、混ぜ合わせた酒を味わう者である。」

タルムード(「研究」の意)=ユダヤ教の教師(ラビ)の文書=聖書本文解説書