Mikage Shinai Christ Church

2017年5月 「お菓子に誘われて・・・」

  御影神愛キリスト教会 会員 後藤 昌司

 わたしが神戸に来たのは、ほぼ50年前、小学1年生の時でした。
3人兄弟の末っ子であったわたしは、数回の引越しの影響からか、
周囲からどのように思われているかばかり気にしているような気の小さい子供だったように思います。

 そんなわたしが初めて教会に行ったのは中学生の時、入学してできた新しい友人の一人から「教会に来たら、お菓子もらえんでぇ〜!!」と誘われたのがきっかけで、日曜日に教会学校に通うようになりました。
お菓子も確かに魅力的でしたが、それよりも教会の方々(殆どが、おばちゃん!?)が、やたら明るいのが印象的なのと、
音楽が好きだったわたしにとって教会の方々と歌う賛美歌やコーラスの時間は、とても心地良いものでした。

 仕事一筋で家族を支えてくれていた父が、病気で入院したのはその頃でした。
中学生だった私にはよく分からなかったのですが、かなり深刻な状態で、
教会の方々は、そんな父の癒しのために祈ってくださいました。

そして、幾度かの手術も無事に終えて父が退院した頃には、母も教会に通うようになっていました。

 当時、教会は、木造の旧会堂から鉄骨造の新会堂(今でいう旧会堂)への建て替えを終えたばかりで、
建築関係の仕事に携わっていた父は、新しい建物を見学に行くという体で、母と一緒に礼拝に出席するようになったのです。

 高校生になっていたわたしは、友人たちと夏休みのキャンプに参加し、改めて十字架の意味を教えられました。
全宇宙を創造された神様が、このわたしのために、ひとり子を十字架につけられたのです。

 神様の愛を知ったわたしは、信仰を決心し、洗礼を受け、周囲からの視線も気にならなくなり、家族のためにも祈るようになりました。すると、二人の兄も教会に来るようになり、家族全員がクリスチャンになったのです。
イエス・キリストを心にお迎えしたわたしは、勉強を除けば何もかも面白く楽しい学生時代を過ごすことができました。

 ところが、社会人になったわたしに、想像したこともなかったことが起こりました。
病にあった父を祈りで支え、聞き分けのない(?)男の子3人を育ててきた母が体調の不良を訴えるようになったのです。
そんなある日、会社から帰った直後、父から「長くても半年・・・」と書かれたメモを手渡されました。
突然、信じられない通告を受けたわたしにできることは、「神様!父の病を癒されたように、母の病も癒してください!」と祈ることだけでした。そして母を先に天国に送ることになったのですが、そこにはわたしには分かり得ない神様のご計画があったのだと思います。

 その後、クリスチャンの良き伴侶と出会わせていただき、二人の子どもも与えられ、共に神様を礼拝しています。

 お菓子に誘われて教会に来て以来、色々なことがありましたが、ずっと神様に守られて来ました。これからも神様が準備されているすばらしい恵みに期待しつつ、今まで以上に神様を見上げて、歩んで行きたいと思っています。
「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」使徒行伝16章31節