2018年11月”神様と人とに仕える者に”
御影神愛キリスト教会員 成田 恵
私は牧師の家庭に生まれ教会で育ちました。幼い頃からイエス様をずっと信じていました。学生時代は子供の頃から好きな音楽を神様に用いていただけるようにと願っていましたが、音楽の仕事を始めると忙しくなり、仕事中心の生活をしていました。
そんな日々の中で夫となる人と出会い、当時は、学生の時には友達に誘われて教会に行っていたと話していたし、礼拝などにも出席してくれていました。義理の母もその頃は教会からは離れていましたがクリスチャンではありました。ですので彼はきっとすぐにクリスチャンになるだろうと簡単に思い込んでいたのです。今でもまだクリスチャンではないのですが…。
結婚後、夫は仕事が徐々に忙しくなり、朝早く家を出て深夜まで帰ってこない、子育てや相談事にものってくれる時間がない、そのうち息子は「中二病」と言われる状態になり、手を焼き、学校でも問題行動でたびたび私も呼び出されるようになり、私の子育てのせいだと言われたり、夫と気持ちがすれ違ってきた事に気づきました。
この頃に教会で「ファイアーストーム」という映画を観て、映画の中で使われている「夫婦の危機を救う40日プラン」という本を買って読み、聖書を土台にしたプログラムを1つずつ実践してみる事にしました。いくつか読んで実行すると自己中心的な自分や相手に対する思いやりのなさにどんどん気づかされ、実行してみることにしました。今までのことを反省して、最初はギクシャクしましたが徐々に関係が回復しました。
プログラムの中に1日ごとに添えてある聖書のみ言葉の1つを抜粋します。「互に情深く、
あわれみ深い者となり、神がキリストにあってあなたがたをゆるして下さったように、あなたがたも互にゆるし合いなさい。」エペソ人への手紙 4:32
その後、息子も夫と同じ道に進み、能楽師として歩み出していますが、夫と息子が神様のもとに導かれることは私の日々の祈りです。神様を信じていればそれで良いのではなく、問題に出会い、神様に助けを求め祈る事で、周りの状況ではなく自分が変えられるのです。これからますます日々祈り、み言葉により教えられながら、家族に仕えまた人にも仕える者となりたいと願っています。