2018年12月”放蕩息子の話の続き”
御影神愛キリスト教会員 松田 光
主の御名を賛美します。お話をさせて頂くにあたり、はじめに自己紹介を兼ねて過去を振り返りたいと思います。僕はこの教会の牧師の孫として生まれ、この教会の方々に愛され支えられ祈られて育ちました。 小学生の頃から、教会の方により、ピアノや音楽の楽しさ、素晴らしさを、時に優しく、時に優しく(笑)、本当に深い愛を持って教えて頂き、拙いものでありながらも、聖歌隊の伴奏や教会学校での奏楽の奉仕に携わっていました。
その後もどんどん音楽が好きになり、高校・大学と教会外でもバンド活動をしていました。そうした中で全国規模で活動するバンドに加入することとなり、次第に教会に通うことも難しくなりました。大学を卒業した後もフリーターをしながら活動を続け、気付けばそのバンドに加入し7年の月日が経っていました。そのような不安定な状況にあってもずっと連れ添ってくれた今の妻と結婚したい思いが与えられ、そのバンドから脱退することを決めました。気付けば20代も終わりを迎え、定職もなく、貯金などはもちろんなく、結婚をしたいとはいえ入籍する程度のつもりでしか考えていませんでした。
しかし神様の導きと皆様が尽力して下さったおかげで、当教会で素晴らしい盛大な結婚式を挙げさせて頂きました。そしてその1年後、第一子がこの世に生を受けました。バンド脱退を決めてから就職・結婚・出産と自分自身が追いつけない程の怒濤の勢いで事が進み、やっと落ち着いてきた先日、妻と話している際に、「こんなにたくさんのものが与えられ幸せな生活が出来るようになるなんて、バンドやってた頃は思いもせんかったなぁ…」と思い、小さい頃から沢山の方々に祈られ支えられている事、また自分自身が神様の大いなる愛を受け、守られている事を実感し、それを素直に妻に分かち合うことができました。生まれてきた子どもには、神様と離れず一緒に過ごす人生であってほしいという思いを込めて、「御子と共に歩む人生であるように」“みこと”という名前をつけました。
そしてそんな出戻りのような僕が今回のクリスマスキャンドルライトサービスで、音楽プロデューサーという役割を任せて頂くことになりました。実は先述したバンドに加入するにあたり、瀬古先生に相談した事がありました。その時、牧師先生は「あきらはそのバンド活動で得た経験や、見たもの、感じたものをきっと教会に帰ってきて活かしてくれると信じてるよ。だから頑張ってね!」と背中を押してくれました。そこから10年経った今、クリスマスの音楽担当の話を頂いた時、これか!と神様の導きを強く感じました。
長くなりましたが、自分勝手にしたいようにしてきただけの放蕩息子さながらの僕の人生が至る所で繋がり、それらを用いて神様のお役に立てる喜びを心から感謝し、その全てが偉大な神様の導きであると確信しています。この先も自分の人生を通して神様の栄光を顕していきたいと思っています。
さぁ!クリスマス、ラストスパートです!
皆さんで祈り一丸となって最高のものを神様に捧げていきたいと思っていますので、
ぜひ来てください!