Mikage Shinai Christ Church

2020年2月「神様は愛である」

 御影神愛キリスト教会員 徐 金驕 (じょ きんきょう)
 
愛とはどんなものでしょう?

これは子供のころからよく聞いた質問ですが、答えを聞いたことはありませんでした。

2018年7月に主人は肝臓転移を伴う胃癌と診断され、笹子先生と出会いました。今思うとこの出会いは神様のお導きだと感謝します。主人の癌は手術できない程進行していきました。先生は「完治するのは難しいですが可能性はゼロではありません。命は神様のうちにあります」と教えてくれました。そして教会に誘ってくださいました。それまでイエス様の名前を聞いたことはありましたが、キリスト教のことは全く知りませんでした。初めて教会に来た時、皆さんが笑顔で迎えてくれました。礼拝堂では賛美歌が心に染み入り感動に涙が溢れました。不思議なことに、座ることもできない程弱っていた主人が元気に立って、賛美歌のメロティーを口ずさんでました。それが私達の人生初の礼拝でした。

その後、牧師先生からイエス様は救い主であること、人間は罪人であることを初めて教わりました。聖霊様は私達のうちに働いてくださり、皆の前で神様を信じると告白しました。そして全ての不安、恐れを手放し、未来をイエス様に任せて希望に包まれて抗がん剤治療が始まりました。

入院中に治療を受けながらネット配信で礼拝しました。みんなが主人のためにお祈りしてくださるのを見て、主人は感動して「不思議だけど、なんかお腹の中の風船が凹んできて楽になった」と言っていました。その日の午後、笹子夫婦が来てくれました。先生は主人のお腹を触診し「確かに縮んでる」と言われました。私達は嬉しくて神様の癒しに感謝の祈りを捧げました。驚くべきことは、肝臓が3倍くらいに腫れ上がっていた腫瘍がたった2回の治療で半分以下に縮小し、腫瘍マーカーも正常値になりました。すごいスピードで体重も体力も回復し、数ヶ月後には普段の生活に戻っていました。

同年10月、私達は洗礼を受けました。神様に造り変えられたことを喜びながら信仰生活が始まりました。夫婦仲は良くなり、互いの愛を実感するようになりました。娘も教会学校へ通い、神様を信じ、聖書に従い、両親を敬う優しい子になり、親子の愛も深まりました。生活や仕事のことも様々な支えを頂き、兄弟姉妹たちの愛も沢山体験できました。家族3人が一緒に祈ることで、神様から頂く癒し、強め、平安など様々な恵みから、神様の愛を体験しています。何物にも代えられない恵みです。

 

現在、主人は医師も驚くほどに癒され、引き続き治療が必要ですが、すでに神様のうちに完治されたと信じ、神様の御計画に従い、病の方々の励ましとなれるように頑張っています。主人はいつも言っています「神様の愛が頑な心を溶かすことができるなら、まして腫瘍は言うまでもないでしょう」と。

愛は神様のうちにあり、愛はキリストのうちにあり、愛は信仰のうちにあります。愛は定義すべきことではなく、体験すべきことだと感じています。

 「私たちは、神が私たちに対して持っておられる愛を知り、かつ信じている。神は愛である。愛のうちにいる者は、神におり、神も彼にいます。」 Ⅰヨハネ4:16