2020年4月「イースターを前に 」
御影神愛キリスト教会 伝道師 杉本満子
四月と言えば日本では新年度の始まりですね。学校も企業もみな新しいステップを踏み出すのではないでしょうか?「ピッカピカの一年生」とか「フレッシュマン」という言葉を耳にすると、何か心が躍る明るい気持ちになりますね。けれども今年はどうでしょう。新型コロナウイルスによる感染症が世界中に蔓延して、私たちも何時感染するか?わからない状況にまでなっています。
聖書の中にこのようなみ言葉があります。「民は民に、国は国に敵対して立ち上がるであろう。また大地震があり、あちこちに疫病やききんが起り、いろいろ恐ろしいことや天からの物すごい前兆があるであろう。」ルカ21:10~11
このみ言葉は、今の時代の終わりが近づいていることを言っているのです。時々聞く言葉に「末の世」と言うのがありますね。この世界は永遠に続くものではなく、何時の日か終わりの時が来る。と言うことを多くの人は漠然と考えているのです。そうです、実際にこの世界には、世の終わりが来ると言うことを聖書は語っているのです。そして、その前兆を記して、警告を与えているのです。それでは、私たちはどうしたら良いのでしょうか?それは世界を創造し、私たち一人一人を造り、生かしていて下さる神様の許に帰ることです。人類は、神様と共に生きるようにと、神様によって造られたのです。けれども多くの人々は、この神様を信じることなく自分の思うように生活しているのです。このことを聖書は罪とよんでいるのです。この罪を持ったまま、人は天国、即ち神の許に行くことは出来ません。そこで人々の罪を赦し、みんなが天国に行けるようにとイエスキリスト様がご自分を犠牲にして、私たち人間の罪を代わりに背負って、十字架上で死んで下さったのです。しかし、死んだままではなく、三日目に墓から生き返って下さり、ご自分が神の御子であり、人類を罪から救う者であることを示されたのです。ですから私たちは、このイエスキリスト様を「わたしの救い主」「わたしの罪を赦して天国に導いて下さる方」と信じて、従うなら、わたしたちの罪は赦され、神の子となることが出来るのです。
イエスキリスト様は、あなたのため、わたしのために十字架の苦しみを経験し、死んで三日目に生き返って下さったのです。教会では、この日をイースターと言って私たちクリスチャンの喜びの日、感謝の日となっているのです。
今年のイースターは四月十二日です。あなたもこの救い主イエス・キリスト様を信じて新しいステップを踏み出して下さい。共にイースターを祝いましょう。