2020年8月「神様との出会い」
御影神愛キリスト教会 I
私には三人の子供がいます。末娘は高機能広汎性発達障害です。この障害が理解されず小学校の二年生の2学期から学校へ行けなくなり、三年生からは、なかよし学級へと移りましたが、行くことができず先生が家に来てくださり、四年生からは、先生と一緒に卒業まで学校に行くことができました。
中学校は先生と相談のうえ、校区外の中学校を探すことになり見学にも行き、その中学校の生徒さんとも仲良くなり、その中学校への受け入れを先生方が話をして下さいましたが、答えはいつも「無理です」でした。何度もお願いをしましたがいつも同じ答えでした。最後に校長先生が直接学校へと足を運んで下さったのですが、やはり「無理です」でした。そして校長先生から、他の中学校を探すことになりましたと言われ、娘にはなんと説明しようかと悩みました。
悩んでいる時、以前、家庭集会のクリスマスに参加した教会へ行くことになり、礼拝後、教会の方々とお話をしている中で、「何か祈ってほしいことがありますか」、と聞かれましたが、その頃は祈りが聞かれるということなど何もわかっていなかったので、別に無いと思いましたが、私の口から出た言葉は娘の中学校の話でした。そして数名の方が祈ってくださいました。
数日後、中学校の校長先生から学校へ来てくださいと連絡が入りましたが、受け入れてもらえないのにどうして学校へ、と思いながら校長室に入りました。校長先生から、「受け入れないとは言っていません。受け入れましょう。」という言葉でした。そして、「先生をもう一人付けてもらえるように市教へお願いしますが、これは期待しないでください」と言われ、その時は神様が祈りを聞いてくださったこともわからないまま入学式に行くと、先生が二人になっていました。
それからは本当に神様が娘にとって最善の道を用意してくださり、小学校では参加できなかった運動会や他の行事にも参加することができました。また先生にも恵まれ、中学卒業後は特別支援学校へ進み、生徒会の一員として集会の司会をしたり、親友もでき、毎日楽しい学校生活を送ることができました。そして卒業後もやりたかった仕事をすることができています。
十数年前に祈ってくださった姉妹に会うたびに「今も祈っているよ」と声をかけてくださることに感謝しかありません。今も娘に神様が共にいてくださることに感謝!